鎌倉の家は使用する材料とデザインや納まりに拘りすぎ、その後の工事はゆっくりとすすんでいます。アプローチの階段は一枚石でデザインしたものの国産でのグレーがみつからず海外製を使うことになり、輸入に約2ヶ月かかってしまいました。
北鎌倉の家でも技術のいる石積みを手際よく施してくれた職人さんたちにきてもらい、まずは納まりの確認と蹴込深さの実験。よくばりの私は、もともと蹴込100mmでデザインしていたのですが、他の色よりも重いグレーの石なので、これなら蹴込150mmでもいけそうだと考え10mm単位で点荷重のチェック。
やはり職人さんたちの意見はとても重要で、安全を考慮して蹴込100mmになりました。
そんなアプローチを作業中のなかでのオープンハウス。横浜在住のご家族にお越しいただきました。空間デザインと素材の質感を体感してもらい、心地よさを味わっていただけたかと思います。なにより、我が子と遊んでくれた可愛いお子さまが微笑みながら過ごしてくれたのが、自然素材との相性を物語っていたのかなと感じました。