三角の家で使う無垢フローリングは、吉野ヒノキとレッドパイン。仕上はドイツリボス社のグレイボ。先週の土曜日に作業場で、リボスのメルドスハードオイルを下塗りしてきました。写真は塗装前。
メルドスハードオイルは浸透性の高い天然樹脂オイルで、木材の酸素透過性を維持しながら深く浸透する為木材の表面呼吸性を保持します。またその撥水性・耐水性は抜群に高く、台所・脱衣所・洗面所・トイレなどの水周りの床・フローリングなどにも使えます。仕上げにもメルドスハードオイルを塗ると、しっとりとした艶消し仕上げになります。写真は塗装直後、数分おいてウエスで拭き取り。
メルドスハードオイルはその名の通り木材に浸透しその表面を硬くする効果がありますので、パイン材やツガ・スプルス・米松といった松の仲間、杉・ヒノキ・ヒバ・ツガなど日本産針葉樹、吸い込み性の高い広葉樹などに最適です。これらの針葉樹や吸い込み性のある広葉樹は、木質が柔らかく加工しやすいものが多いので建築用資材、家具や造作物に多用されますが、表面の汚れやキズ対策が必要です。これらの木材の質感や呼吸性を維持しながら強化し、木目を美しく引き立たせるオイルフィニッシュには「メルドスハードオイル」が適する塗料です。また、汗・唾液に対して安全性についてもドイツ規格(DINEN71part3)に合格していますので、幼児用製品、テーブルや食品に触れるものにも安心して使えます。アマニオイルの香りに釣られてきた犬はおいしそうにオイルを舐めていた。
充分乾燥させた材料を今日から張り始めました。現場内はヒノキの香りが漂ってます。