北鎌倉の家の地盤調査
北鎌倉スタジオと同じ
埋蔵文化財包蔵地に該当するので、
1本目から配置確認を兼ねて立ち合い。
新しく家を建てるのに、基礎や構造がどんなにしっかりしていても、
その下の地盤が軟弱だと建物は傾いたり、崩れてしまう恐れがあります。
そこで、地盤の良し悪しを調査して建物の荷重などに耐えられる地盤か
どうかを確認します。
今回は、地盤調査の手法の一つで木造住宅では幅広く採用されている
「スウェーデン式サウンディング試験」です。
この試験は、地表面から深度10mまでの土の硬軟、締まり具合などを
判別するための抵抗値を求める試験です。
スウェーデン式サウンディング試験は、
25kg、50kg、75kg、100kgの4種類のおもりを25cm掘り下げるのに、
ハンドルを何回転させたかによって地盤の強さを計算します。
そして、半回転を単位1とし、
25cm掘り下げるために半回転数が1以上あれば地耐力は3.0t/m2以上あり、
100kgでは、沈んでしまい、75kgのおもりでとどまっている場合は地耐力2.3t/m2程度、
75kgでも沈み込み、50kgのおもりでとどまっている場合は2.0t/m2以下の地盤となります。
そのため、地盤調査書の中で、半回転数が0の自沈層がどの程度あるのか、
あるいは75kgや50kgで沈んでしまう自沈層があるのかという自沈層の有無で、
地盤補強の必要性を判断することになります。
想定範囲内ではあるものの
補強計画を検討しなければ。。。