茅ヶ崎の家

茅ヶ崎の家の地盤調査

2021-04-23

本日は茅ヶ崎の家の地盤調査を行いました。

地盤調査とはこれから家を建てる土地の地盤の良し悪しを調査して、建物の荷重などに耐えられる地盤かどうかを確認する調査です。

新しく家を建てるのに、基礎や構造がどんなにしっかりしていても、その下の地盤が軟弱だと建物は傾いたり、崩れてしまう恐れがあるので、必ず地盤調査を行います。

今回は木造住宅では幅広く採用されている「スクリューウエイト貫入試験方法」を用いた地盤調査です。スウェーデン式サウンディング試験が2020年10月に名称変更し、スクリューウエイト貫入試験となりました。

こちらは地表面から深度10mまでの土の硬軟、締まり具合などを判別するための抵抗値を求める試験です。

スクリューウエイト貫入試験は、図のような機械とおもり、スクリューポイントを使います。

そして25kg、50kg、75kg、100kgの4種類のおもりを25cm掘り下げるのに、ハンドルを何回転させたかによって地盤の強さを計算します。

半回転を単位1とし、25cm掘り下げるために半回転数が1以上あれば地耐力は3.0t/m2以上あり、100kgでは、沈んでしまい、75kgのおもりでとどまっている場合は地耐力2.3t/m2程度、75kgでも沈み込み、50kgのおもりでとどまっている場合は2.0t/m2以下の地盤となります。

そのため、地盤調査書の中で、半回転数が0の自沈層がどの程度あるのか、あるいは75kgや50kgで沈んでしまう自沈層があるのかという自沈層の有無で、地盤補強の必要性を判断することになります。

茅ヶ崎の家の地盤調査は無事に終わりましたので、調査結果を見て、慎重に地盤補強を検討していきたいと思います。

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