改正建築物省エネ法説明会及び住宅省エネ技術講習会に横浜の開港記念会館に行ってきました。2019年5月に公布された「改正建築物省エネ法」によって、2021年から小規模住宅等の設計の際、建築士には建築主へ省エネ性能に関する説明を行うことが義務づけられます。
現在すすめている「山崎の家」は、この平成28年省エネ基準と省令準耐火を併用しているため、かなりの量の断熱材を使用しました。建築主へ省エネ基準と省令準耐火と予算の説明もした上で、この断熱材を施しているのだが、もう少し費用対効果を検討しなければならないと感じています。
世界の年平均気温は100年あたり0.68℃の割合で上昇。日本は1.15℃の割合で上昇し、特に異常高温日が増え、熱帯夜や猛暑日が増加。その分冷房使用が増し、温暖化をさらに進めています。そのため、住宅での低炭素化、つまり省エネルギー化が課題となっています。また近年増加している室内での熱中症を防ぐためにも、建物の断熱化と適切な通風、庇や軒の出などの日射遮蔽は室温を低下させるのでサッシも木製と樹脂をうまく使いこなしてバランスのとれた家づくりを心がけていきます。