鎌倉「家族の集まるオリーブの家」のアプローチは左官塗りで、みどりの中から玄関に引き込まれていくようなイメージにしています。
左官塗り仕上げの外壁は、活性炭をほどよく混ぜ込んだ素材のため配合がとても難しいです。そのため配合には私たちも立ち合い、混ぜて試し塗りをし、時間をかけて色あいの確認を行いました。
珪藻土や漆喰など左官塗りの仕上げは、職人さんの繊細な技術が壁面にあらわれるので建物全体のデザインには欠かせないものなのです。外壁部は通気工法なので板張りの軒天との納まりを充分検討した上でシャープに納めています。
完了検査の際に検査員の方が、このシャープに納めたアプローチや板金類を観て「すっきりと美しく見えるのはケラバなど細部の納まりのお陰ですね。」と全体を眺めながら仰ってくださり同業の方からこのような言葉をいただけると、建築冥利につきます。職人さんそれぞれの技術が重なり合い美しいデザインになるのを改めて感じました。建物を観たときに「いい雰囲気の家だね」「なんだかイイね」となんとなく感じてもらえるような家づくりをしていきたいと思います。
完成見学会も開催予定ですので、家づくりをご検討の方はぜひ今後の家づくりの参考にお越しください。詳細は改めて更新いたします。