鎌倉玉縄「三角の家」でわたしたちが過ごし始めてから10年目を迎えました。この家で過ごした中で、自然素材のいいところも弱いところも感じることができました。
無垢のヒノキは香りで森林浴効果を得られたり、湿気が多いときも素足で歩いてもベタつかないところ。木が生きているので収縮したり柔らかいのでキズが付いたりしてまうところ。稚内産の珪藻土は調湿作用や消臭効果を得られるけど、削れたりしてしまうところなどを、これから家づくりを考えていく方々にお伝えしたいと思い見学会を催すことになりました。
三角の家は、わたしたち家族が鎌倉で生活をしていく中で必要な要素を踏まえて計画していきました。計画段階で、いくつかの住宅を見学して、その中でも「塔の家」は何度も眺めさせていただき、しっかりとした目的と住まい手の生活を楽しむ覚悟があれば、どのような家づくりも成功する自信が湧いてきたのを思い出します。
キッチンはコンパクトでも使いこなせるのだろうか、プライバシーの確保はどの程度にするべきかなどを考え、「キッチンとダイニングを中心に素材にこだわった家」にしようと決め、わたしたちの目指すスタイルがデザインされていきました。
こうして日々の生活をしていくなかで、素材に触れて、家具の工夫をして楽しく過ごしています。
無垢材の肌に触れるところは生活してきた証ともいえる傷や劣化はありますが、過ごしているなかではあまり気になりません。築10年の家を見ることで、真の意味での自然素材の家がわかるのではないでしょうか。
今週末の見学会は若干空きがございますので、お気軽にお問合せください。
「三角の家」家づくり見学会
1月
23日(土)10:00~15:00 空少
24日(日)10:00~15:00 空少
※ビデオ会議ツール「Zoom」やビデオ通話「FaceTime」を使用してのオンライン見学も承っております。
鎌倉「三角の家」建物仕様
外壁:杉板張り・ガルバニウム鋼板
(杉板張りはメンテナンスを考慮して雨がかりの少ない軒下部分のみ)
床材:無垢フローリング 吉野ひのき・レッドパイン
階段:吉野ひのき
壁 :稚内産の珪藻土
天井:デュブロン直塗り
家具:オークダイニングテーブル・腰扉・クローゼット・本棚