鎌倉の家

山採りの天然木をアウトドアリビングに

2020年3月28日

鎌倉の家は計画当初からリビングと土間の室内と季節を感じる庭とのつながりを重視して山採りの天然木をつかい、自然樹形のなかに佇むような雰囲気にしたいと考えて、10年後に木々の成長と共に木製建具やヒバの外壁が馴染むようにデザインしました。ただ中々、思い通りの天然木に出会うことができずにこの時期まできてしまいました。

アオダモの単木とハクサンボク、ソヨゴの株立ちとハイノキを探していて、先日やっと山採りのうねりの美しい天然木に出会うことができ、少し陽気がよくなるのを待ち本日植樹となりました。

山採りの天然木を探しにいった様子はこちら

ソヨゴの株立ちは気に入ったものの中から、常緑なので特に10年後を考えて小ぶりのものにしたのですが、やはり人力では上がらずレッカー使用での作業となりました。

庭木のおおよその配置はデザインしていたのですが、自然樹形のため枝の張りかたにそれぞれ個性があるので小泉さんに相談しながら決めていきました。リビングやキッチンなど室内から眺める角度、とおりを歩く人々がたのしめる角度を考えて少しづつ回転してもらっては仮置きしてバランスを整えていきました。

いつも入学式の時期にきれいな葉がつくからと、アプローチに選んだ娘の好きなノムラ紅葉も芽吹き、とてもいい色合いになってます。新しい素材の切り抜き看板も仕上り、たのしみな気持ちでアプローチをとおり緑のむこうに入り口がある。描いていたものがかたちになりつつあります。

アオダモのバランスもおおよそ決まり、蝋細工のようなきれいな花の香港満天星つつじとアウトドアリビングにするなら実もなる木で楽しもうと決めたブルーベリーの位置を相談しながら小泉さんに「いい雰囲気になったね」と。明日で最後の和菓子屋もりさんの袋をもってとおる方々も足を止め「いい雰囲気の庭ね」と声をかけてもらいました。城廻の小泉園さんの山と畑には何度も足を運び木々を勉強させていただき、4年前から育てていただいた玉縄さくらなど、いろいろと協力いただきありがとうございました。そして素晴らしい木々をお譲りいただいた造園会社の方々、ありがとうございます。プレゼントしていただいたツリバナは一番目につくところに植えてみましたので鎌倉にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

落葉樹のアオダモの単木をシンボルツリーに選んだのは樹形が美しいのと、未来で子どもたちの孫の代でバットとして使えたらと考えたからです。世の中はとても厳しい状況ですが、これから新しい芽が吹きもっともっと美しくなるこの木々たちと共に私たちもできる限り頑張っていきたいと考えております。

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